大学進学というタイミングで留学をすることにはたくさんのメリットがあると思います。海外の大学でしか受けられないような、高度で専門的な教育を受けられるということの他に、文化的な勉強もできるというのが魅力です。若い学生のうちに、異なる文化に触れることで、より豊かな発想をすることができますし、人とのコミュニケーションの取り方も変わってくるからです。特に、アメリカやイギリス、ドイツなどの世界中の国から学生が集まってくるようなところでは、実に様々な文化背景を持つ学生と出会えますので、グローバルスタンダードの見方ができるようになるというメリットもあります。
■異国文化を体感できる
大学における勉強や交流だけでなく、普通に外国の地に住むという体験をするだけでも大きな勉強ができると思います。たとえば、多くの国では普通にお店で買い物をする時、日本のように店員さんがやけに丁寧で礼儀正しいということはあまりなく、かなりくだけた様子で接客をしています。ファストフードのカウンターなどでは、若い店員同士がおしゃべりをしながら接客をしているのは普通ですし、多くのお店で店員さんがコーヒーを飲みながら仕事をしているという光景も見られます。このような様子を見ると、少なくとも何がいいかという判断は文化によって異なるということを知れて、通り一遍の見方をしないように助けられることでしょう。
■人間関係も変わる？また、海外へ留学をすると、他人との付き合い方が大きく変わると思います。アメリカを始め多くの国では、人との距離が近く物事をはっきりとさせる傾向が強く感じられます。かなり親しい人同士だけでなく、ちょっとした知り合いでもはっきりと意見を言い、なあなあで済ませるということがあまりありません。その分、仲間との距離が近くなってより深くお互いに入り込む感じがします。特に大学の中で一緒に過ごした仲間との絆は非常に強くなるもので、一生の友達となるケースも少なくありません。日本の大学よりも、海外の大学の方が仲間同士の結びつきが強く、長く続くという特徴があると思います。
こうした文化的な勉強ができるのも大学留学の魅力で、広い視野が持てるようになり、現地の大学を卒業した後に、そのままその国に留まったり、世界へ活躍の場を求めたりする日本人学生もたくさんいます。もし、将来的に世界を舞台とした活躍をしたいと思っているのであれば、大学留学をするという可能性を検討してみることをお勧めします。