知ってる?大学の種類

知ってる?大学の種類

留学をする大きなタイミングとしては大学入学時があります。高校を卒業して、日本の大学ではなく海外の大学に行くという選択肢を取ることで、世界基準の教育を受けられると共に、海外の文化を知り広く人脈を築けるというメリットがあります。非常に魅力的な海外への大学留学ですが、近年日本人の大学留学の割合は減ってきていて、その分中国や韓国からの学生が多くなっているという傾向が見られます。私もいろいろな国の大学や語学研修機関を自分の目で見てきましたが、日本人の割合がだいぶ少なくなっている気がしています。

それでも、よりレベルの高い研究をしたい、世界を舞台に活躍したいという志を持った日本人の学生は、アメリカを中心に高い教育が受けられる大学に留学している状況は変わりません。もし、アメリカを始めとする海外の大学へ留学することを目標としているのであれば、まず日本と海外の大学制度の違いを理解しておいた方が良いでしょう。

■collegeとuniversity

アメリカでは大学と一口に言っても、その規模や設立母体の違いによってかなりの差が見られます。まず、カレッジ、collegeとユニバーシティー、universityの二つの呼称があります。この違いは規模の違いと言って良く、カレッジの方はクラスが20人程度の小さなもので、大学全体でも数千人いればいい方です。一方のユニバーシティーは、大きな100人程度のクラス構成となっていて、大学全体で数万人の規模を持つことがほとんどです。日本からの留学生は大体ユニバーシティーに行きますが、少人数で学べるため、より深く専門的なことを学べるカレッジの魅力も知っておくと良いでしょう。

≫参照:いまさら聞けない? 意外と知らない? CollegeとUniversityの違い

■州立大学と私立大学の学費

大学は主に州立大学と私立大学に分けられますが、学費という面で見ると私立はかなり高い傾向にあります。年間200万円から500万円程度することもありますが、優秀な生徒には奨学金制度がありますし、なにより学費に見合った高い教育が受けられるというメリットがあります。州立大学は私立に比べると安いのですが、主に州の学生をサポートするという感覚が強いので、地元の人に比べると留学生は3倍程度の学費がかかることが珍しくありません。きちんと卒業できるように、生活費も含めてどのくらいのコストがかかるかということは、大学留学を決める際に欠かせないポイントですのでしっかりと調査、検討しましょう。日本のように公立だから安いとは簡単に言えないのが、アメリカの大学の特徴でもあります。